『神輿を担いでみよう!』
~オクシズに伝わる地域神輿を一緒に担いでみませんか?~

9 October 2024

日本のお祭りといえば「神輿(みこし)」。音読みで「しんよ」とも読まれ、神様が神社からお出かけする時に乗る乗り物として、その起源は今から約1300年前の奈良時代まで遡ります。神様が神輿に乗って地域内を練り歩き、その土地の豊作を願い、暮らす人の災厄や病を吸収し、町や人を元気にするのです。

静岡市の安倍川の上流域、オクシズに位置する「俵沢」には、昔から地域の人々が大切にしている俵沢山神社があり、毎年8月15日には集落を練り歩く俵沢山神様の渡が行われます。子どもたちの奏でるお囃子が先導する、威勢のいいお神輿の様子は、静かな集落にお盆の終わりを告げる晩夏の風物詩です。

俵沢山神社

集落の奥地に、ひっそりと佇む俵沢山神社。

お社は山の麓の森の中にあり、とても静かな場所で、側には清らかな沢が流れています。真夏でも、山から爽やかな風が吹きおろすため、周囲よりも幾分か涼しく感じる場所です。集落の人たちが、「境内の石鳥居をくぐると空気が変わるのが分かる。パワーを感じる」というほど。本殿には、天照大御神、八幡神社、山神社をお祀りし、古より信仰の場をなっています。

今回、百花壇イベントでは、2024年8月15日の俵沢山神様の渡に参加し、お神典の担ぎ手となって日本の伝統文化に触れ、静岡の田舎を体験できる企画を実施。県内外から10名が参加しました。

 

PM4:00 集合~着替え

JR静岡駅からバス(しずてつジャストライン)で約50分。六番バス停に集合。

地域の人たちが用意した、お祭り衣装の半纏に着替えます。

大人用から子ども用まで揃えているので、家族で参加するのも楽しいです。

気分はすっかり、お祭り気分。

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PM5:00 宮出し

神輿の出発地点、俵沢山神社まで、田舎の街並みを満喫しながら歩いて移動。

地元はもちろん、市内から応援に駆け付けた神輿会の人たちで賑わっています。

 

練り歩きは、神社に鎮座している神様の御霊を神輿に移す「宮出し」から始まります。

俵沢山神輿会会長の進行の下、神主さんが宮出しの神事を行っていきます。

 

PM5:30 練り歩き

さあ、いよいよ神輿を担いでの練り歩きがスタート。

重さ数百キロの神輿を、慣れた手つきの大人たちが担ぎ上げて歩き出しました。

神輿を先導するのは、お囃子を奏でる地元の子どもたち。

ピーヒャラ、ドンドン。軽快なお囃子に合わせて

せいや―、せいやー。担ぎ手の掛け声が山にこだまします。

最初は戸惑っていた参加者さんも、神輿会の方々の指導により、神輿を担いで満面の笑顔。人生初体験の神輿を満喫しました。

神輿を高く揺らしながら担ぐのは、神様への尊敬を表し、神様の力を高めるためと言われています。

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ご家族で参加した小さな男の子は、担ぎ棒にまたがっての参加。

高い所に乗って揺らされても怖がることなく、余裕の表情。これは神の子では?と思わせるオーラがありました。余程楽しかったのでしょう。この後何度もおねだりして神輿に乗り、ご満悦でした。

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PM6:00 お旅所
神輿宿とも言われる休息所では、担ぎ手にお酒などが振舞われ一休み。子どもたちにはジュースやお菓子が配られます。

ほっと一息ついて会話を楽しむこの時間も、神輿の魅力の一つです。

 

PM6:15~ 練り歩き →お旅所 →練り歩き
神輿は基本的に、練り歩きと休息を繰り返し、その回数はお祭りの規模によって異なります。

俵沢山神社の渡では2回の休息を経て、ゴールの宮入へと向かいます。

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担ぎ棒の上に立って掛け声とともに盛り上げるのも、神輿の醍醐味のひとつ。

担ぎ手を鼓舞して威勢よく舞う姿は必見です。

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PM7:00 宮入

最後に行われる宮入は、神様を神社に戻す儀式。最後に神輿を高く差し上げて、お祓いを受けます。
俵沢には、木遣り(きやり)という、木材を運ぶ作業や建物を作る際に掛け声とともに歌う、代々伝わる仕事唄があり、この唄で祭りを締めます。この歌声もまた、地域に残る貴重な伝統文化なのです

祭りが終わると宴が始まります。「お疲れ様」と声を掛け合い、酒を酌み交わす。普段は静かな集落が年に一度賑わう貴重なひと時です。

一度は神輿を担いでみたい。
日本の伝統文化に触れてみたい。
田舎生活を体験してみたい。
という方は、百花壇イベントにお問合せください。
静岡には俵沢以外にも多くの神輿会があります。

 

◎お祭りと一緒に、相渕の吊り橋を体験

俵沢地区から1.5㎞ほど北側にある、安倍川にかかる吊り橋。相渕バス停と対岸の集落を結ぶ現役の生活道で、全長264.2mという全国有数の長さ。現在かかっている橋は、昭和52年完成で老朽化が進んでいますが頑丈です。1度に10人渡ることができます。山から吹き下ろす風かなり揺れること、足元に適度な隙間が空いており勢いよく流れる安倍川が眼下に見えるため、かなりスリリングな体験が楽しめます。ちなみに、現地の人たちは、荷物を抱えたおじいちゃんおばあちゃんでも、スイスイと小走りであっという間に渡り切ります。

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